ドラマ“限界集落株式会社”に想う

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限界集落株式会社1月31日から放送を開始し、今週末いよいよクライマックスを迎えるNHK土曜ドラマ『限界集落株式会社』。普段全くドラマに興味を示さない小生が、『深夜食堂』から久し振りに注目した作品です。

 

日本の地方が内包する人口減少、経済低迷、インフラの陳腐化、後継者問題。特に農業にスポットを当て、住民一丸となり試行錯誤と様々な葛藤と闘いながら“ムラ”の再生を模索していくストーリーとなっています。

 

市町村合併で幕悦町(まくえつちょう)の一部となり、合併以降人口流出と経済の沈降に歯止めが効かない状態の山間の集落・止村(とまりむら)がドラマの舞台。

 

ロケ地は昨今Iターン・Uターンで俄かに注目を浴びている山梨県北杜市。村を通るローカル鉄道は、風光明媚な沿線風景が人気の群馬県にあるわたらせ渓谷鉄道で撮影されています。活性化の切り札となるもちきび(もちとうもろこし)もなかなかのチョイス。ロケーションや設定は絶妙だなと感心する一方、自身の地元の実状や課題とリンクしてしまうことがしばしばありました。

 

先日とある地場産品直売所を訪れた時のこと。

 

そこは3年前にオープンし、テレビや新聞にも取り上げられ、鳴り物入りで開設されたスポット。地場産の野菜を始め、6次産業アイテムも取り揃え・・・と聞いていましたが、オープン直後ではその真価が図れないので、こんな時期の初訪問と相成りました。

 

もちきび(もちとうもろこし)閉店2時間前の午後3時に来店したのですが・・・クルマも来客もまばら、店頭にメイン商材の野菜は売れずにてんこ盛り、こだわり(?)の6次産業アイテムもコンセプトが曖昧、陳列商品の扱いも雑・・・ドラマの展開と同様の様相。

 

恐らく当事者の皆さんは「何故なんだ!」という想いなんだろうなと感じる反面、消費者の目線から見れば、「さもありなん」な結果なのです。

 

余り詳細に記載すると場所を特定し兼ねませんのでこれ以上は控えますが、恐らくそのような状況に陥っている拠点が国内に山ほどあるのだろうなと拝察致します。

 

小生はコンサルタントでも農業のプロでも、ましてや経営者でもありませんので大それたことを申し上げる立場ではないのですが、それでも「消費者目線」から見た問題点は幾つかあります。

 

〇商品展開が「消費者の目線」に立っていない。

〇「地場産ブランド」を謳う割に、価格と品質のバランスが取れていない。

〇商品拡充を図るあまり、“地元産”を広義に捉え過ぎ。

〇商品の扱いが粗雑。

〇その拠点ならではの6次産業アイテムのコンセプトが曖昧。

〇購買意欲を促進する接客・サービスに欠如。

〇スタッフに活気が無い。

〇店舗運営を取り仕切る核となる人材が不在。

 

某JA滋賀県産キャベツ皆さん、誰もサボっていたり手を抜いたりしてはいないと思います。一所懸命です。でもその一所懸命はどう見ても「空回り」なのです。

 

最近近所のスーパーにも地元JAを通して地場産野菜が並ぶようになりました。

 

「地産地消」の一環だと思い購入したのですが、正直申しましょう・・・『クソまずい』(ーー゛)

 

JA(農業協同組合)のあり方がいま何かと問われる中、ある意味タイミングとして日本の農業は閉塞感漂う地方経済の活性化を促進する切り札になり得ると小生は考えています。小生の母方の実家は農家であったので、無論天災や害虫のリスクも存知しています。でも人間は最終的に生きるためには「土と水に依存する」という原点に戻らざるを得ないのです。

 

子供の頃、土と水と作物の香りを嗅ぐととても心が落ち着きました。皆さんにはそのようなご経験、ございませんか?機会があれば自身も農業を基軸とした活性化事業に参画したいと思うほど・・・ですが、まずはドラマの顛末をチェックしませんと(^^)

 

頑張れ!世界に冠たる日本の農業。

 

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