奥飛騨大自然紀行外伝(2)“奥美濃の小京都!郡上八幡”

「後藤奇壹の湖國浪漫風土記」に、ようこそおいでくださいました<(_ _)>  

 

いよいよこのシリーズも、今回で大団円を迎える運びと相成りました

 

サブタイトルに「奥美濃の小京都」と謳っている時点で“奥飛騨シリーズ”は既に破綻を来しているのですが、そこはまたご愛嬌ということでご容赦下さいまし。

 

旅の最後に奥美濃の小京都と呼ばれる郡上八幡(ぐじょうはちまん)を訪れました。郡上八幡といえば、日本三大盆踊りの1つに数えられ、重要無形民俗文化財にも指定されている郡上おどりで有名です。ちなみにこの郡上おどり。毎年7月中旬から9月上旬に掛けて述べ32夜に渡って場所を転々としながら祭礼が催され、特にお盆の時期(8月13~16日)にはオールナイトで踊り明かすという、何ともファンキーなお祭りなのです(^^)

 

吉田川“人混み大嫌い人間”の小生はこの祭りの時期を敢えて外し、実に13年振りに訪れた郡上八幡。当時の“鄙びた”イメージを抱いていたのが大誤算でした。常軌を逸した交通渋滞、駐車場難民、凄まじい人混み、観光地化でガラリと変わった街並みと趣・・・「奥美濃の小京都」のイメージは台無しです。観光客が多く訪れるのは大変喜ばしいことなのですが、同じ小京都で名高い高山に集客と景観の調和の手法を学ぶべきだと痛感。官民一体となって早急に取り組んでもらいたいものです。

 

さて様々な課題は取り敢えず横に置いて、小生なりの郡上八幡の魅力をご紹介致したいと存じます。ごくごく一般的な観光地は他の方々にお任せして、小生はセオリー通り「裏街道」を進ませて頂きます(^^)

 

いがわ小径(島谷用水)入口昔も今も変わらないのが水の清らかさ。街を横切るように流れる吉田川を始め、街中を通る水路という水路はとても清浄に保たれています。

 

特に街のあちらこちらに張り巡らされた水路は、もともと江戸時代に当時の郡上藩が城下の防火対策として整備したもの。現在地元住民の皆さんが“親水”をテーマとして、水路の維持管理に心血を注いでおられます。

 

その中でも整備された水路のシンボル的存在として知られるのが、このいがわ小径(こみち)です。

 

このいがわ小径は、もとは民家に囲まれた用水沿いに続く総延長119m・幅1mの小さな生活道路で、近年になり昔ながらの景観はそのままに遊歩道として整備されました。

 

水路に戯れる魚たちこの道路の横を流れる島谷用水は市街地へと続いており、郡上八幡の南側地域の防火用水としての役割を担ってきました。

 

水路には周辺有志の方々で組織されている「いがわの会」により、自主的に管理されている淡水魚が放流されており、道往く人達の目を愉しませています。

 

鯉の放流は全国各地で見られる光景ですが、ここの特徴として更にイワナ・アマゴ・サツキマス・アユなどが放流されているのです。

 

水質に敏感な魚が生息しているということは、如何に水の清らかさが見た目だけではないことの証なのです。

 

その貴重な魚たちを何とかファインダーに収めようとしたのですが・・・余りの素早さに結局鯉しか写りませんでした、トホホ(T_T)

 

いがわ小径(島谷用水)遊歩道そしてもう1点の特徴は、生活用水として今も現役で機能しているということ。

 

地元の方々は洗い場組合を作り、現在でも洗濯物の濯ぎ、芋洗いや季節毎の菜っ葉洗いなど、生活の一部として利用しています。

 

滋賀でいうところの高島市にある針江生水(はりえしょうず)の郷の川端(かばた)のそれと似ています。

 

水路と遊歩道によるこの小さな空間は、地元住民の固い結束と先人達から受け継がれた知恵、そして何よりも昔から脈々と守り続けられた掟によって維持され、現在でも愛され親しまれています。

 

以前郡上八幡を訪れた際もそうであったのですが、吉田川の景観がとても清々しく、滞在時間の大半を川のせせらぎ傍観に費やしたように記憶しております。

 

ふと何を感じたのか、異なるポイントに視線を遣りますと・・・

 

河畔の巨岩な・ん・だ、この巨岩は!?!?!?

 


吉田川河畔の民家に囲まれるように2つの巨岩が鎮座しているではありませんか。地震か土石流といった天災で運ばれてきたことは想像に難くありませんが、それにしても郡上八幡付近の吉田川の地勢を加味してもデカ過ぎます。

 

不思議に遭遇したら近接するのは少年心の道理。一目散に巨岩に向け歩き出しました(^^)

 

白龍稲荷神社吉田川に掛かる宮ヶ瀬橋を渡り、観光客を掻き分けて進むこと約10分。巨岩の傍らに辿り着きました。

 

巨岩には白龍稲荷神社と書かれたのぼりが沢山はためいていました。どうやらこちらにはお稲荷さんをお祀りしているようです。

 

でも名称には“白龍”の文字。自宅で龍神さんとお稲荷さんをお祀りしている小生は、とても親近感を覚えて参拝することに。

 

観光客でごった返す道路沿いに、見世物的に見られそうな参道。ミーハーな参拝者と思われたくないからか、参拝者はまばらでした。

 

そんなことはお構いなし。急斜面の参道を寄る年波の影響で何度もふらつきながら登頂。御縁に感謝して、小さな祠に手を合せました。この巨岩そしてお稲荷さんの詳細な由来は不明ですが、ここは白蛇の修行場で、疫病平癒の為に創建されたとのことです。

 

郡上八幡城の眺望それにしましても流石は10m近い高さを誇る巨岩。ここからの眺望はなかなかの絶景です。

 

郡上八幡城を一望!・・・出来るのですが・・・

 

徒然草の吉田兼好ではありませんが、「この電線なからましかばと覺えしか」というのが率直な気分です。残念!((+_+))

 

最後にここで買ったお土産のお話を少し。

 

郡上八幡の土産物といっても余りピンとこないのですが、最近特に注目を浴びているのが食品サンプル

 

偽プリン(笑)昔は小さな店舗で販売されていたのみでしたが、現在は販売スペースも拡充、体験ワークショップのコーナーも設置され、今後の郡上八幡の新たな顔になることを確信しました。

 

ということで1つ買い求めることに。

 

偽プリンです(笑)。

 

キーホルダーとはいえ、ホント良く出来ていますねぇ(^^)

 

約2ヶ月半に渡りましてお届け致しました“奥飛騨大自然紀行”シリーズ。晩春のお話のはずが、もう季節は真夏に突入せんと言わんばかり。刻の経つのは早いものでございます。

 

本来のペース以上で執筆したためか、文体にも疲弊の感が出て参りました。少し充電期間を置きました上で、皆様の御前に御目文字が叶えば幸いに存じます。長きに渡りご高覧頂まして誠に有難うございました。

 

(おしまい)

 

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