「後藤奇壹の湖國浪漫風土記」に、ようこそおいでくださいました<(_ _)>
今回より2回に渡り、奥飛騨の旅でのこぼれ話をお届け致したいと存じます。
残された時間もあと僅かとなっていました。
しかし位置的に富山に肉薄しており、このまま折り返しての帰還は勿体なくもありました。
ガッタンゴーの利用を終えた際、スタッフの方に「何かこう記憶に残るような名物は無いでしょうかねぇ」などと相談したら・・・
「ここまで来たら、富山ブラックに背を向けるワケにはいかんでしょ!」
・・・などと焚き付けられて、一路神通川に沿って国道41号を北上することと相成りました(^^)
如何せん土地勘の全くない富山ですから、マイカーのナビゲーションシステムを活用することは勿論のこと、小生のタブレットと妻のスマートフォンを駆使して、紹介された店舗の情報を展開。しかし山間部は電波の受信感度が低く、収集は困難を極めます。
山間の国道を走ること約50km、所要時間約1時間。ようやく到着しました!
富山ブラック老舗中の老舗、西町大喜です。
西町大喜は富山市内に4店舗を構えているのですが、今回は帰還ルートも考慮して、北陸自動車道に最も近い二口店にお邪魔しました。
富山ブラックは第2次世界大戦後、大空襲により焼け野原となっていた富山の街の復興事業に従事していた肉体労働者に、昼食時の塩分補給として醤油を濃くしたスープのラーメンを屋台で提供していたのが起源だそうです。
以前、ジェイアール京都伊勢丹の京都拉麺小路で提供されている富山ブラックを食したことがあり、「えらく変わった味だな」といった印象がありました。さてさて、本場の味は如何なるものでありましようか・・・
最初は単品で注文するつもりでしたが、お店の方がライスを一緒に注文した方が良いと勧めていただいたので仰せの通りに。その際、「ラーメンはおかずと思って召し上がってください」と。
主食ではなく、お・か・ず???
濃い醤油スープとブラックペッパーの香りに一瞬むせそうになります。
おまけにこのネギのダイナミックなこと・・・
では早速実食・・・魚介の旨味は十分伝わってくるものの、兎に角辛い((+_+))
濃い醤油ペースのスープが麺や具に浸み込んでいるため、何もかもが塩辛い。今迄数えきれぬ程ラーメンを食してはおりますが、スープを飲めないという体験は初めて。「ラーメンは“おかず”」の意味がようやく理解出来ました(>_<)
小生は高血圧症のためちょっとリピートはキツいのですが、我が娘はご覧の通り麺を最後の一本まで捜索する程の食べっぷり!
“若い”って素晴らしいです((+_+))
巷のラーメンやインスタント麺に物足りなさを感じておられる諸氏!是非、本場・富山にてチャレンジあれ!(^_^)v
富山はこの他にも、白エビ、ホタルイカ、鱒寿司などなど「食の宝石箱」。親切な方も多いので、今度は富山を旅の中心に据えてみたいと思う今日此頃です。
(旅は続くよ、どこまでも・・・)
◆西町大喜 二口店
・富山県富山市根塚町3丁目9-10
【TEL】 076-420-2644
【Web】 http://www.nisicho-taiki.com/ (西町大喜)
【営業時間】 11:00~21:00
【定休日】 年中無休
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