「後藤奇壹の湖國浪漫風土記」に、ようこそおいでくださいました<(_ _)>
第8回目は引き続き民芸ミュージアム 匠の館をご紹介致します。
匠の館もう1つの魅力、それは自然との共生。
山間の集落ではありますが、既にインフラは十分に整備されています。しかしそんな現代に至っても、乗鞍山系からの清らかな湧水は、今日も滔々と流れているのです。
私たち家族は大女将さんに促され、本館を出て森の水族館へと出向くことと致しました。
どうやら森の水族館へ案内してくれるようです。
ただ、寄り道が多いのでなかなか思うように先へと進みません(^^)
あひるさんの“牛歩”ならぬ“鳥歩”に付き合うこと数十分・・・
昔はあちこちに存在した手押しポンプ。
農家だった母方の実家の畑で、農作物に散布するための水をブリキのバケツによく汲んだものです。
最近になってちょっとした復活ブームが訪れているようですが、今のモノとは何処となく質感が異なります。懐かしさと物珍しさにまたまた道草。なかなか目的地には着きませぬ(>_<)
森の水族館です。
そんなに大きな敷地ではありませんが、こちらには実に多くの淡水魚が湧水の恵みのもと飼育されています。
日本最大の淡水魚・イトウを始め、アマゴ、イワナ、ニジマス、サツキマス、アブラハヤ、クチボソ、モロコ、タナゴ、オヤニラミ、イトヨ、トミヨ、カジカ、アカザ、ギバチ、コイ、フナ、メダカ、そしてあの高級食材キャビアの親魚・チョウザメまで、合せて3,000匹以上が生息しています。
そしてこれが森の水族館屈指の目玉、イトウです。“生”で見るのは初めて。
兎に角デカい、ひたすらデカい・・・日本の淡水固有種にこんなにも大きな魚がいるとは、ただただ驚きです。
この他にも最近水族館などで人気のガラ・ルファ(通称ドクターフィッシュ)も飼育されています。余りにも気持ちがいいので指がふやけるまで角質取りに没頭・・・気付けば肝心の写真を1枚も撮っていませんでした。
何たる不覚!((+_+))
「匠の技」「自然との調和」「生物たちとの共生」・・・三位一体、“奥飛騨での暮らし”を享受出来たとても貴重な体験となりました。
ひとまず奥飛騨大自然紀行はこれにて完結。次回は旅のおまけ話、奥飛騨大自然紀行外伝をお届け致します(^^)
(旅は続くよ、どこまでも・・・)
◆民芸ミュージアム 匠の館
・岐阜県高山市丹生川町根方532
【TEL】 0577-79-2505
【Web】 http://www.norikura.com/
ご愛読いただき誠に有難うございます。ワンクリック応援にご協力をお願いいたします!