「後藤奇壹の湖國浪漫風土記」に、ようこそおいでくださいました<(_ _)>
鍋平公園を後にして、さらにマイカーで進むこと約5分。目的のお宿に到着しました・・・と思いきや1台のクルマが宿を後に。
「チェックアウトってこんな遅い時間に変更になったっけ???」
お話を若女将さんに伺ったところ、群発地震に不安を感じて今まさに直前でキャンセルされて帰られたお客さんでした。
私達も宿泊の可否を尋ねられましたが、「建屋が倒れても泊まりますよ!」と豪語し、大爆笑の渦を巻き起こしつつチェックイン致しました(^^)
そんな楽しい雰囲気と人々が集うこちらのお宿が、今回一宿一飯の恩義(?)に預かりますうちのペンションです。
今回の利用は2年振り2度目。思い起せば、以前妻がこちらの宿を見付けて初めて予約した時、小生と妻との間にこんな会話が・・・
妻:「うちのペンション」
小生:「ウチって、誰の?」
妻:「誰?って、うちのペンション」
小生:「せやからウチって誰やねん?」
妻:「だ・か・らぁ、うちのペンション!」
こんなやり取りが延々と続いたのです。ちなみに関西弁で“うち”とは「私」という意味。妻が何故「私のペンション」と連呼しているのか理解不能だったのです。実はオーナーさんの名前が『内野さん』だったんですね。いえいえ、決して“漫才のネタ”じゃないですよ(^^)
こちらは全室このような感じの客室。ロフトが完備されているので、お子さんは大はしゃぎ間違いなしです。ペンションという性質上幅広い年齢層と目的の利用者がいらっしゃいますので、バリアフリーには対応していません。体力や体調に不安をお持ちの方は、事前に問い合わせるのが良いでしょう。
結局地震の影響によるキャンセルは1組だけで、いつものように館内は大変賑わっておりました。それ程こちらのお宿は利用者にとても愛されているのです。
どうですこのボリューム!
もちろんメインディッシュは飛騨牛のしゃぶしゃぶ。お肉の量に圧巻です(写真には収まらなかったのですが、自家製飛騨牛のローストビーフも付いてきます!)。
さらに地元の食材をふんだんに使ったお料理も盛り沢山です。
そして日照時間の比較的長い春から秋に掛けては、この時間帯に雄大な焼岳の夕景を堪能しながら夕食に舌鼓というシチュエーションが味わえます。
ちなみに先程ご紹介した夕食は、通常プラン+αの特別“てんこもり”メニューですので、詳しくはお宿のホームページをご覧ください(^_^)v
さてさて、旅のお宿の醍醐味の第二はお風呂。温泉地となれば、俄然期待は高まります(^^)
ペンションではありますが流石は奥飛騨温泉郷。何と露天風呂を完備しています。
こちらの温泉は深さ400~450mの自噴泉で、泉質は無色透明・微硫黄泉の単純温泉。
源泉温度が80~90℃の高温泉であるため、源泉100%の掛け流しでは入浴不可能。よって山の湧き水を利用して温度調節されています。
そして温泉や銭湯に欠かせないアイテムと言えば、もちろんこのケロリン桶。さすがはケロリンのお膝元・富山に近いだけに、心憎い演出です(^^)
なおこの黄色のケロリン桶は、一昔前では一般購入しようと思うとわざわざ富山まで赴かねばなりませんでしたが、最近になって製薬会社がWebショップで販売していることを知りました。小生もゲットせねば!(^^)!
こちらの露天風呂は、あえて表記を野天風呂とされています。
“露天”と“野天”に明確な概念の違いは無いのですが、その名に相応しく広くて低い空のもと、自然を満喫しながらゆったりと普段味わえない解放感に浸れます。
特に小生のお気に入りはこの野天風呂から眺める錫杖(しゃくじょう)岳の山容。写真中央のゴツゴツした岩場がそれ。あと滋賀では特別天然記念物に指定されているシャクナゲが、フツーに自生しているのも“いとをかし”です(^^)
貸切風呂ではありますが予約制にはなっていません。よって早い者勝ちでの利用となりますが、混み合ってなかなか入れないということはありませんのでご安心を。
美味しい夕食、開放感溢れる野天温泉、喧噪の無い静かな夜・・・そしてあっという間に次の日の朝を迎えてしまいます(>_<)
特に温泉たまごは絶品です。
おまけにごはんの友が多いので箸が進むこと進むこと・・・我々パーティは何とごはんのお櫃を2回おかわりしてしまいました((+_+))
登山目的の利用者は素泊まりで早朝に旅立っていかれるのですが、基本チェックアウトは10時までなので、朝食後周囲を散策する余裕は十分にあります。バタバタしない、ちんたらゆっくり派の我が家族にはとても有難いです。玄関前には足湯もありますので、そちらで当日の予定を練るのもいいですよ。
では最後となりましたが、うちのペンションのスペシャルスタッフをご紹介します。
マスコットキャラクター・黒猫のウィズ・・・もといコロちゃん(♀)です!
実はこのコロちゃん、人懐っこい割にはとてもシャイで臆病な性格。なのでお客さんの前にはなかなか姿を現さないのだとか。
大女将さんに聞いた話だと、今回の群発地震でずっと怯えていて、夜は私のクルマの下で一歩も動かなかったそうです。でもこの朝私達の前にこんなにリラックス(?)した姿を見せてくれたので、「いいことあるかもよ」と告げられました(^_^)v
アットホームな雰囲気溢れるうちのペンション。是非一度訪れてみてください。
次回は新穂高温泉(中尾温泉/中尾高原)界隈をご案内致します(^^)
(旅は続くよ、どこまでも・・・)
◆うちのペンション
・岐阜県高山市奥飛騨温泉郷中尾283−1
【TEL】 0578-89-2694
【Web】 http://www.okuhida-dsl.com/ucchi-/
ご愛読いただき誠に有難うございます。ワンクリック応援にご協力をお願いいたします!