「後藤奇壹の湖國浪漫風土記」に、ようこそおいでくださいました<(_ _)>
新穂高ロープウェイ第2乗り場のある鍋平高原へのアプローチロードの途中に「北アルプス大橋」の小さな案内板を見つけてちょいと寄り道。
10分もクルマを走らせると、少し開けた何となくうら寂しい広場に差し掛かります。
何よりの御馳走は大自然。
特にこちらから眺める笠ヶ岳の眺望は格別です。
鍋平公園の駐車場から数十メートル歩くと、こんな立派な橋に出逢います。
これが先程の案内板に表記されていた北アルプス大橋です。
全長150m、全高70mのアーチ橋で絶景のビューポイント。ちなみに秋の紅葉シーズンはまた格別なのだそうです。
で、ここで終わらないのが小生の旅運の良いところ・・・(^_^)v
何とこの鍋平公園には、この奥飛騨地方の防災の要として岐阜県警察山岳警備隊の前線基地、且つ北飛山岳救助隊の活動拠点である鍋平防災ヘリポートがあるのです。
前線基地ですから、常時隊員の皆さんやヘリコプターが詰めているわけではありません。
今回は群発地震や山岳遭難事故の警戒の為に待機されていたところ、特別に許可を戴いて撮影致しました。
このヘリコプターは岐阜県警察航空隊が保有するらいちょうⅡ号(ベル412EP)です。同系機は全国の警察航空隊、消防防災航空隊、海上保安庁で活躍しています。
この機体はもともと警視庁に配備されていたもので、普段は岐阜基地(岐阜県各務原市)を拠点としているのだそうです。
デュアル・デジタル自動飛行制御システムを備え、エンジン出力も強化された同機は、広大な岐阜県の防犯・防災のため日夜活動しています。
その日はとても穏やかな感じで、まさか事故や災害は起きまいと思っていました。しかし突如無線が入り緊急出動発令、ヘリポートの管理区域から撤収することに。
強力なツインのターボシャフトエンジンの爆音と4枚ブレードの高速回転が生み出す強風が瞬時にして周囲に緊張感をもたらします。
小生の拙い腕でも、こんなに迫力ある光景が撮影出来ました。最前線の臨場感はスゴいです(>_<)
鍋平防災ヘリポートを飛び立ったらいちょうⅡ号は、大きくターンして西穂高岳方面へと急行していきました。
運が良ければ、このような機会にも遭遇できるスポットです。
次回はこの道の先へと皆様をご案内致します(^^)
(旅は続くよ、どこまでも・・・)
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