Daily Archives: 2014年4月9日

お多賀さんおかげ横丁“御休処・牡丹”

「後藤奇壹の湖國浪漫風土記」に、ようこそおいでくださいました<(_ _)>

 

4月というのに寒の戻りが異常ですね。“花冷え”はおろか“花が凍ってしまいそう”です(>_<)

 

さて、いまさらの感がございますが・・・お多賀さんに“初参り”に罷り越しました。ここ10年程前より、ゆっくりと参拝したい、心安らかに感謝の誠を捧げたいとの思いから、年末年始を避けるようにしているのです。

 

早春の多賀大社門前2014“お伊勢参らばお多賀へ参れ、お伊勢お多賀の子でござる”の俗謡にもあるように、流石はお多賀さん。この時期にあっても参拝者が絶えません。

 

しかしそのような俗謡があれど、社格・神社の規模・門前の賑わい、どれをとってもお伊勢さんに水をあけられているのは周知の事実。

 

年末年始や祭礼の時のみならず、普段から町ぐるみで賑わって欲しいと思うのが小生の切なる願いです。

 

お伊勢さん門前の“おかげ横丁”の隆盛振りとお多賀さんのそれとは比ぶべくもありませんが、意外にも隠れた銘店はあるものなんです。そんなお店を厳選して2回シリーズでご紹介したいと存じます。

 

御休処 牡丹今回ご紹介するのは、多賀大社正面鳥居から南に僅か10m。観光駐車場の一角に、御休処 牡丹があります。

 

この場所に創業してもう50年以上。観光客はもとより、地元の方にも親しまれている昭和レトロ情緒たっぷりのお店です。

 

ここの一番の“ウリ”は多賀特産の山芋をふんだんに使った寿命そば・・・なのですが、縁起の良い名前とはいえ、蕎麦アレルギーの小生には生死に関わることなので、ご紹介は断念しました((+_+))

 

で、小生が天敵とも言うべき商材を名物にしているこのお店に決死の覚悟で通うには別の理由があります。

 

竹串焼だんご(イメージ)それは暑い時も寒い時も年がら年中提供されている隠れ名物・竹串焼だんごがとっても美味しいからなのです。

 

タレや味付けで誤魔化しているだんごが横行する昨今にあって、本当に“だんご自体”が美味しいのです(^_^)v

 

だんごの種類はプレーンとヨモギの2種。味付けは味噌・醤油・みたらし(※多賀特産小豆は期間限定)から選べます。しかも大団子なのに300円!(小豆は時期によって変動)とてもリーズナブルなのです。

 

牡丹の女将さんその日は観光客もそう多くなかったためか、女将さんから「中でゆっくりよばれていって」と声を掛けていただき、お茶まで御馳走になりました。

 

小生と娘はいつもヨモギみたらし、妻はプレーン醤油なのですが、今回女将さんのお心遣いで妻のだんごは何とプレーン牡蠣醤油になりました。

 

こちらの女将さんは本当に気さくな方で、お店に御輿入れされた時からのエピソードや、多賀門前の隠れた銘店、果ては多賀門前で蠢く裏話(笑)まで、おだんご以上に美味しいお話を頂きました。

 

多賀大社は観光ルートに組み込まれるものの、参拝のみのタッチ&ゴーツアーがほとんど。たまには腰を据えて、人情に触れてみるのも“オツ”なもんです(^^)

 

◆御休処 牡丹

・滋賀県犬上郡多賀町多賀602番地
【TEL】     0749-48-0685

 

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