高野山巡礼紀行(1)“南海電車でいこう”篇

「後藤奇壹の湖國浪漫風土記」に、ようこそおいでくださいました<(_ _)>

 

 

今回は県外に出て、久し振りにて“浪漫回廊探訪外伝”をお届け致したいと存じます。

 

 

これまで小生は国内に点在する「宗教的聖地」と呼ばれる場所を、折に触れ訪ね歩いて参りました。伊勢神宮に始まり、出雲大社・多賀大社・伏見稲荷大社・立山連峰・比叡山延暦寺・東大寺・善光寺・永平寺・東/西本願寺などなど・・・でもよくよく考えてみますと、肝心要の「自身にゆかりの深い場所」に未だ足を踏み入れていないことにはたと気付きました。

 

 

そう、それは高野山なのです。

 

 

高野山・・・空海、別称・弘法大師が祀られている真言密教の総本山、金剛峰寺(こんごうぶじ)が鎮座する聖地。実は小生、本名にお大師さんの一字を頂いているのです。その割に、これまで余り親近感を持って接してはおりませんでした。たまたま私の両親も高野山を訪れた事がありませんでしたので、ここは意を決して親孝行の真似事でもと、家族と共に赴くことと致しました。

 

 

当初はマイカーでの訪問を検討しておりましたが、高野山は滋賀からのアクセスが悪いうえに、訪問予定しておりました時期は渋滞が予想されたため、私の趣味(?)と独断で30年振りに家族での「汽車旅」(正確には「電車旅」ですが・・・)と洒落込むことと致しました(^^)

 

 

なお訪問しましたのは今年のゴールデンウイーク前半でございます。ここでのご紹介が遅れましたのは、ひとえに各種資料整理の遅延が最大の要因でございます。現在との季節感のズレは何卒ご容赦くださいませ<(_ _)>

 

 

特急こうやまずはJRで大阪まで出向きまして、大阪環状線・新今宮駅で南海電鉄・高野線に乗り換えました。

 

 

 

初・南海電車でございます。おまけに“新快速”すらほとんど乗車しない小生が、いきなり「特急」利用です(^^)v

 

 

 

そしてこちらがその“特急こうや”。大阪と高野山を結ぶ観光のアクセスライナー、及び沿線都市間輸送を担うアーバンエクスプレスです。ちなみにJRの高速運転に慣れている我が娘は「ちと遅い・・・」とぼやいておりましたが・・・。

 

 

橋本駅このまま終点の高野山(極楽橋駅)まで乗車しても良かったのですが、「汽車旅」満喫のためある趣向を企画。

 

 

そのため一旦、和歌山県北部の玄関口・橋本駅で下車しました。

 

 

な~んにもアミューズメントの無い駅のホームでぼ~ぜんと立ちつくし、待つこと約40分・・・

 

 

観光列車・天空お目当ては今回の「汽車旅」の大本命、“観光列車・天空”です!

 

 

この列車のチケット、特に観光シーズンに取得するのは至難の業でして・・・今回幸運にも家族全員分ゲット出来ました。

 

 

「南海国際観光」さんに感謝です!

 

 

路線総延長64.5kmの大半は平坦な南海高野線ですが、ラストスパート約20kmの橋本~極楽橋間は50‰勾配・制限速度33km/h、半径100m以下の急カーブが連続する山岳路線で、さしもの特急もおいそれと高速運転出来ない難所なのです。

 

 

ちなみに(パーミル)とは鉄道線路の勾配を表す単位のことで、水平距離1,000m当りの高低(m)を指します。例えばこの50‰勾配というのは、1,000m進むと高度が50m上がるということになります。

 

 

天空車内山岳線だけに眺望も絶景で、列車が車輪を軋ませながら力強くゆっくりと高野山系を登坂していく光景は、鐵道ファンならずとも満喫出来ること請け合いです。

 

 

とても古い車輛を改造したとは思えない程内装の凝った“天空”ですが、車内設備や車内販売のラインナップ、そしてイベントにもう少し力を入れれば更に人気が出るのに惜しいなぉ・・・とちょっぴり感じました。

 

 

あと乗換駅の橋本駅での接続の悪さの見直しもね(>_<)

 

 

雄大な高野山の自然と狭隘な山岳線の趣を堪能すること約1時間。終点の極楽橋駅に到着です・・・が、終着駅の余韻に浸る暇もなく直ぐに“乗換ダッシュ”!

 

 

実はこの極楽橋駅。南海高野線の実質的な終点でありながら、この先のケーブルカーへの中継点としての性格が濃く、何とこの駅自体の乗降客は30~40人/日に過ぎないのだとか。

 

 

南海鋼索線ケーブルカー他の乗客と共に急いで駅構内を移動しますと、既にケーブルカーが待機しておりました。ここからは南海鋼索線(通称:高野山ケーブル)に乗換です。

 

 

4輌編成の特急の乗客の大半が乗り換えるのですから、小さなケーブルカーの車内はまさに鮨詰め状態・・・((+_+))

 

 

このコ11・21形ケーブルカーは1964(昭和39)年製で、南海電鉄が保有する現役車輌の中でも最古参に類します。どこかレトロで可愛いスタイルからは想像もつかないほどの“タフな奴”です(^^)

 

 

南海鋼索線国内最長ケーブルカーである地元・比叡山鉄道の「比叡山坂本ケーブル(総延長2,025m・最大勾配333‰)」もなかなかのものですが、この南海鋼索線は総延長800mに対して、最大勾配は何と568.2‰

 

 

ご覧くださいこの凶悪な急傾斜。まるで三角定規を縦に置いたような感じです(>_<)

 

 

さぁ南海電車の旅もいよいよクライマックス!“天空の宗教都市・高野山”の玄関口・高野山駅へラストスパート(^_^)v

 

 

高野山駅の標高は何と867m!気候変化の少ないことをただただ祈るばかりです(>_<)

 

 

(旅は続くよ、どこまでも・・・)

 

 

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