「後藤奇壹の湖國浪漫風土記」に、ようこそおいでくださいました<(_ _)>
我が家の日常物資調達の拠点(いわゆるスーパー)を変更して早3年。理由は単純・・・何もかもが“高価”だったんです。いくら自宅から近いといっても、いくらそれなりに品揃えしているといっても、いくら懇意にしている店員さんがいるからといっても、いくら系列グループのクレジットカードが手軽に使えるといっても、価格の高騰は即ち家計の圧迫に直結しますから無理もなかったのです。
以前はクルマで5分の距離のスーパーを利用していました。昔は結構“安さ”と“品揃え”で評判の店だったのですが、いつの間にか某県下店舗展開数No,1のお店と比べても、遥かにお高い有様となったのです。1年間、悩みに悩んだ挙句クルマで15分のスーパーに変更したのです。お陰で20~30%の経費削減を実現!しました。これは大きいです。
ただ1点困ったことには、いつも私が気に入って購入していた冷や奴専用醤油が他のどのお店でも取り扱いがないのです。
仕方なく、今でもこれだけは時々ここで「買占め」しております。以前から「もしかして私だけが買っているのでは?」といった売れ行き状況でしたから、たぶんこの「買占め」行為は誰のご迷惑にもなっていないと思いますが(苦笑)。
大変前置きが長くなり申し訳ございません。さてさて、県内資本のお店ですと然程珍しい商品に巡り会うことはないのですが、県外資本のお店では「ナニコレ?的な珍品」に出逢うことがままあります。
・・・で、ウチの妻が見付けたものがコレです。今回新たなカテゴリー“懐菓子茶寮(なつかしさりょう)”の栄えある第1号テーマにこのオブジェクトを選びました(^^)
「紅白カマボコ(@_@;)???」
ご指摘、ごもっともです。私もそう申しました(^^)
違うんです。コレ、カマボコのようで実はスイーツなんです(なぜか“惣菜コーナー”に置いてありましたが・・・)。
お名前は「すあま」とおっしゃいます。
ビジュアルはどの角度から見ても、正真正銘“紅白カマボコのスライス”です。
ちょっぴり、身辺調査させていただきました。
【すあま】・・・寿甘、素甘とも表記します。
東日本で一般的な餅菓子の一種で、関東地方では縁起物として祝いの席で配る習慣のある地域もあるのだとか。
うるち米(普通に御飯としていただくお米のことですね)の粉である上新粉に湯を加えてこねた後に蒸し、砂糖を加えて熱いうちについて作り上げるそうです。
上新粉の弾力ある食感と、餡などを加えない控えめの甘さが身上・・・とされています。
どうやら、こちらで言うところの紅白饅頭のような存在みたいです。
ちなみにこの“すあま”、スーパーでの価格は50円也。これが安いのか高いのかは何とも申し上げられませんが、大きさにもよるものの紅白饅頭が1個200~400円はしますから、“お手軽おメデタアイテム”なのかも知れません。
お味はと申しますと、さして“控えめな甘さ”でもございませんでした。私個人の意見としましては、東日本の皆様に対して大変申し訳ないのですが…リピートはないです(>_<)
私には馴染みのないお菓子ですが、ご当地ではきっと“懐菓子”なんでしょうね。なお「本当の“すあま”はスーパーなんぞに売ってるようなもんじゃねぇ!」とのご意見の方がいらっしゃいましたら、是非小生に“本場の味”を堪能させてくださいまし(*^_^*)
ちなみにこちらでのウケが芳しくなかったのか、程なくして店頭から消えてしまいました(T_T)
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