湖北“東山道/中山道を往く”(1)~湧水の郷・醒井

「後藤奇壹の湖國浪漫風土記」に、ようこそおいでくださいました<(_ _)>

 

 

今回から6回シリーズの予定で、滋賀県教育委員会文化財保護課主催の「ブロガーによる歴史探訪情報発信」企画としまして、湖北“東山道/中山道”界隈に佇む歴史の魅力を紐解いて参りたいと存じます。

 

 

さて栄えある第1回目は、中山道六十九次の第61番宿場で湧水の郷としても知られる醒井(さめがい)を訪ね歩きます。

 

 

 

そもそもこの醒井の地名は、こちらの湧水“居醒の清水”(いざめのしみず)に由来します。

 

 

「古事記」「日本書紀」によると、今から約2000年前の景行天皇(けいこうてんのう)の御代のこと。

 

 

東征からの帰路、日本武尊(やまとたけるのみこと/景行天皇の第二皇子)は、伊吹山の荒ぶる神(大蛇)征討の勅命を受けます。

 

 

大蛇を切り伏せることには成功しますが、その毒気に当たって発熱し、正気を失う程のダメージを負います。

 

 

やっとの思いで山を降りてこの泉まで辿り着き清水で身体を冷やしたところ、たちどころにして熱は下がり、体力・気力共に回復します。

 

 

尊はこの泉を居醒の清水と名付け、これが転じてこの地が醒井と呼ばれるようになったと伝えられています。

 

 

この醒井を訪れる多くの人々が魅了されて止まないもの・・・それは何と言っても中山道と並行して流れる地蔵川に群生する梅花藻(バイカモ)です。

 

 

梅花藻はキンポウゲ科の水生多年草で、清流でしか育ちません。

 

 

 

霊仙山(りょうぜんやま)の豊富な伏流水を水源とし、通年の水温がほぼ14℃に保たれる地蔵川は格好の生息地となっています。

 

 

 

7月中旬から8月に掛け梅の花に似た白い小花を咲かせることから、梅花藻(バイカモ)と名付けられたようです。

 

 

最盛期には直径1.5cm程の実に可憐で可愛らしい花々が一斉に川面を彩ります。

 

 

 

また夏の終わりには川沿いに植生するサルスベリの花が落ちて、梅花藻の白と緑、そしてサルスベリの紅が絶妙なコントラストを呈します。

 

 

 

先程も述べましたが、この地蔵川は霊仙山の伏流水を水源としております。

 

 

よって余程のことが無い限り、この清流が濁流へと変化することはありません。

 

 

 

取材前日に集中豪雨があり、他の河川は軒並み濁流と化しておりましたが、この地蔵川だけは水量は多いものの清流の態を保っておりました。

 

 

 

ですから、現在に至っても貴重な生活用水として活用されています。もちろん、ラムネも程よく冷えておりました(^^)

 

 

“湧水”が成せる技なのでしょうか。

 

 

水彩画を愉しむ方々のメッカとしての認知度も最近上がってきています。

 

 

何人かの方々にお声掛けして拝見させていただきましたが・・・皆さん、とてもお上手です。

 

 

私には絵心が無いもので、とても羨ましい限りです。

 

 

日常の喧騒を忘れ、自然と水音を愛でつつ、心穏やかに1枚の絵に興じる・・・こんな時間の過ごし方もまた良しです。

 

 

さて今度は、水から“陸”を巡って参ります(^^)

 

 

いささか観光地化された感は否めませんが、現在でも往時の中山道の宿場としての雰囲気を十分に保っています。

 

 

中山道は現役の生活道路でもあるので交通規制はなされておりませんが、地元の方々の配慮が、交通量は然程多くはありません。

 

 

 

ですので、時間を気にせずゆったりと散策を愉しむことが出来ます。

 

 

 

この界隈で最もシンボライズな建造物が、この旧醒井郵便局

 

 

 

じつはコレ、かの宣教師にして建築家のウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計により建造されたものなのです。ヴォーリズに関する詳細は、当ブログ記事『“けいおん”と“メンソレータム”?』をご覧ください。

 

 

まだまだ魅力的なスポットは沢山あるのですが、他が控えておりますので、また別の機会にご紹介したいと思います。

 

 

最後にグルメスポットをご紹介しておかないとダメですよね(^^)

 

 

JR醒ヶ井駅から徒歩1分の場所に醒井水の宿駅(さめがいみずのえき)があります。

 

 

地元の名産品の販売はもとより、特にご年配の方には嬉しい和風ランチバイキングが人気。大人1,380円(中学生以上)と少しお値段は張りますが、鱒のお寿司や名水豆腐などヘルシー志向の方におススメです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに私の“個人的”なおススメはコチラ・・・

 

 

 

喫茶 梅花藻。

 

 

 

 

 

ランチバイキングとフードコートはお昼時間に大変混雑するので、醒井水の宿駅でゆったりと寛いだ時間を過ごしたい方にとっての隠れ家的存在です。

 

 

 

今回私はここでランチブレイク。

 

 

 

おススメは醒井の名水で淹れた、夏季限定の水出しコーヒーです。

 

 

 

 

 

こちらのキレイなお姉さんがお店を切り盛りされています。

 

 

取材にも快く応じてくださいました。有難うございます。

 

 

 

湧水の郷・醒井では来る7月21日(土)より梅花藻ライトアップが実施されます。昼間とはまた違った幻想的なシーンを是非お楽しみください!

 

 

醒井水の宿駅
 滋賀県米原市醒井688番地10 
 TEL.0749-54-8222

 

梅花藻ライトアップ
 期間:7月21日(土)~8月5日(日)/荒天中止       
 時間:19:30~20:30
 場所:米原市醒井・地蔵川周辺(JR醒ヶ井駅より徒歩10分)
 お問合せ:米原観光協会  TEL:0749-58-2227

 

 

にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 滋賀県情報へ
ご愛読いただき誠に有難うございます。ワンクリック応援にご協力をお願いいたします!


One reply

Comments are closed.