白川郷の秘湯“藤助の湯ふじや”(後篇)

「後藤奇壹の湖國浪漫風土記」に、ようこそおいでくださいました<(_ _)>

 

 

“湯治目的”と銘打っておきながら、肝心要の「温泉」の紹介が未だでございました(>_<)

 

 

もちろん「源泉掛け流し」でございます。源泉は平瀬の東方を南北に流れる庄川の上流、「大白川ダム」近辺より引水され、温度は92.5℃(平瀬温泉到達時60℃)。泉質は含硫黄・ナトリウム・塩化物温泉です。

 

また子宝の湯とも呼ばれ、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、うちみ、慢性的な消化器系疾患、痔疾、冷え症、疲労回復、健康増進、きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱体質の児童、慢性の婦人病、糖尿病などに効用があると言われています。

 

 

写真はふじやご自慢の貸切露天風呂。“早い者勝ち”というシステムがユニークです。ここのお湯は、肌が“つるっつる”になること間違いなしです。

 

 

ではここからは趣向を変えまして、奥飛騨 MY スケッチブックをお届けいたします。偏屈な私でございますので、“観光ガイドマップ”に掲載されるような場所は一切ございません。また近代的観光地と化した「白川郷」にも余り興味がございませんので、ここでは割愛いたします<(_ _)>

 

 

今回の旅で最も驚きましたのは、近隣の山々には多くの残雪があったことです。

 

 

隣の県とはいえ、ポカポカ陽気だった滋賀とは雲泥の気温差でした(“もしや”と思い持参した防寒着が大活躍でした)。

 

 

どうです、猛暑日連日の中で“一服の清涼剤”となりましたでしょうか?

 

 

なお平瀬へ通じる国道156号線の沿道には、たくさんの雪が残っていました。

 

 

滋賀では4月半ばの暴風雨で散ってしまった桜も、何とここでは「今まさにこれから」といった様相。

 

 

 

近隣の山々の雪景色を眺めつつ、開花し始めた桜を愛でるのもまた一興です。

 

 

 

ちなみに傍らのバス停には、平日・休日に関わらず1日1本しかバスがやってきません((+_+)) 

 

 

 

 

つまりここ平瀬では、バスで出掛けたら必ず「二日掛りの旅」になるというワケです。

 

 

さて、この平瀬では地元の不動産会社が田舎暮らしを推進している模様。

 

 

が・・・地価は激安なものの、反応は“イマイチ”のようで。

 

 

確かに「静かに暮らす」には絶好の場所なのでしょうが、如何せん公共交通機関が不便の極み。

 

 

役場や病院、警察や消防署も超遠方。

 

 

何より普段の食料や生活必需品の確保に事欠くのでは、なかなか難しいでしょうね。

 

 

側溝に流れる山清水は、何もせずそのまま飲用出来そうな程キレイなのですが・・・。

 

 

最後に「観光地らしいスポット」を1つだけご紹介いたしましょう。スイマセン、当日天候不良で良いショットが撮れませんでしたので、9年前の秋に訪問した際の写真を代用させていただきます。

 

 

帰雲(かえりくも)城跡です。白川村の中心街と平瀬の中間点、国道156号線沿いにあります。

 

 

 

こちらのポイントは前にある石碑ではなく、バックに映る帰雲山の“山崩れ”です。

 

 

 

今から約430年前、戦国時代のお話。

 

 

 

ここには当地の有力武将・内ヶ島氏の居城、帰雲城とその城下町がありました。

 

 

天正13年11月29日(1586年1月18日)。現在の岐阜県北西部を震源地とする天正大地震が発生。城と城下町は瞬時にして帰雲山の山崩れで埋没。城主を始め一族・家来・民衆全てが犠牲となり、内ヶ島氏は滅亡してしまいます。

 

 

ここで歴史豆知識。

 

 

この頃近江・長浜城には、羽柴(後の豊臣)秀吉の命により“山内一豊”が在城していました。しかし天正大地震で城が全壊し、当時一豊の一粒種であった長女の与祢(よね)がその犠牲となっています。滋賀でもこれだけの被害が発生していますから、非常に強い地震であったということが伺えます。

 

 

また内ヶ島氏は莫大な私財を抱えていたと言われ、歴史ファンの間では埋蔵金伝説が残ることでも有名です。

 

 

それにしましても、通常山火事や崖崩れがあっても数年後には緑に覆われるのに、この山崩れは400年以上経過してもほとんど草木が生えていません。いったい何がそうさせるのでしょうねぇ?

 

 

さて話題を“ふじや”に戻しますが、非日常を堪能するには打ってつけのお宿です。私が9年前に初めて訪れた際は、まだ東海北陸自動車道が全通しておらず大変不便な思いをいたしました。

 

 

でも現在は白川郷インターチェンジも開設され、アクセスも随分便利になっています(残念ながらあの休日1,000円キャンペーンさえ残っていれば・・・などと思いますが)。

 

 

宿泊料金もサービスと満足感に比較してとてもリーズナブルですので、是非訪れてみてください。また秋の平瀬もオツなもんです。こちらの紅葉のピークは例年ですと10月上~中旬となりますので参考になさってください。

 

 

藤助の湯 ふじや

・岐阜県大野郡白川村平瀬325-1
・TEL. 05769-5-2611
・URL/http://www.tousuke-fujiya.com/

 

 

【訪問されるにあたって】
前篇でもお話しいたしました通り、近隣に病院がございません。仲居さんとお話ししていたのですが、緊急時に救急車を要請しましても到着まで最短20~30分。そこから高山市もしくは隣の富山県南砺市の病院へ搬送されるまで約1時間30分~2時間を要します(冬季はその2倍の時間)。体調に不安を抱えていらっしゃる方は、万全の備えをなされることをおススメいたします。もちろん交通事故等、警察の出動要請も同様ですのでくれぐれもご注意ください。

 

 

追伸 2日目の朝食の御飯があまりにも美味しかったので、残すのも忍びなく・・・

 

 

また板場にお願いして“おにぎり”にしていただきました。

 

 

こんな無理も結構聞いていただけるのです(^_^)v

 

 

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